お知らせ
第48回シェイクスピア学会 研究発表ならびにセミナーメンバー募集要項
第48回シェイクスピア学会は、2009年10月3日(土)、4日(日)の2日間にわたり、筑波大学(茨城県つくば市)において開催されます。
つきましては、下記により研究発表ならびにセミナーメンバーを募集いたします。応募規定をご覧の上、奮ってご応募下さい。
« 記 »
研究発表
- 【応募要項】(締め切り日にご注意下さい)
- 一般研究とし、テーマを問いません。ただし、未発表のものに限ります。
- 応募者は研究発表要旨(和文4,000字以内、または英文1,500語以内)を4部ご提出下さい。
- 書式はA4横書とし、ワープロ使用の場合は行間を十分に取って下さい。
- 学会プログラム資料原稿用に、研究発表概略(和文400字、または英文150語以内)を1部ご提出下さい。
- 簡単な経歴書を1部添えて下さい。
- 応募原稿は返却いたしませんので、コピーをお残し下さい。
- 締め切りは2009年6月22日[月](事務局必着)です。
- 審査結果は7月中旬に応募者あて通知いたします。
- 郵送先は日本シェイクスピア協会事務局にお願いいたします。
- 日本シェイクスピア協会会員であること(=当該年度の会費納入者)が応募の資格です。
セミナー
- 大会2日目の午後に以下の2つのセミナーを企画しました。
各セミナーの I. テーマ、II. コーディネーター、III. 指針は次の通りです。 - 《セミナー 1》
- ロマンティック・リバイバル―騎士道ロマンスとエリザベス朝文学
- 立命館大学准教授 竹村はるみ
- 馬上槍試合を宮廷エンターテイメントとして復活させた Elizabeth I の治世は、かつてない騎士道ロマンス・ブームに沸いた時代であった。特に、 Anthony Munday が大衆読者向けにスペイン・ロマンスを精力的に翻訳出版した1580年代から、エリザベス朝ロマンスの金字塔とも言えるSir Philip Sidney の Arcadia とEdmund Spenser の The Faerie Queene が相次いで出版された1590年代にかけて、中世より継承された騎士道ロマンスが新たな方向性を付与されて社会的・文学的に拡散していく傾向は、従来キャノンの陰に埋もれていた作品群の発掘と共に、近年大きな批評的関心を集めている。本セミナーは、16世紀末期の政治・社会情勢を視野に収めつつ、エリザベス朝文学を騎士道ロマンスの系譜という観点から捉え直すものである。騎士道ロマンスはエリザベス朝文学に何をもたらしたのか?―ジャンル/モティーフ研究にとどまらず、大衆演劇や出版文化に与えた影響など、様々な角度から照射していきたい。
- 《セミナー 2》
- New Synergies in Contemporary British Shakespeare Performance
- Daniel Gallimore (Associate Professor, Japan Women’s University)
- One of the themes of new Shakespeare organisations in Britain, such as Shakespeare’s Globe Theatre (opened 1997) and the British Shakespeare Association (2002), has been a commitment to overcoming dichotomies between performance and academic research. This movement may be seen against broader social trends in the distribution of labour, against advances in performance studies and drama education, and above all by a need among both artists and academics to rediscover Shakespeare for themselves in the 21st century. This seminar is intended not only to develop our theoretical understanding of the relationship between ‘page and stage’ but as an overview of the diversity of actors, directors and theatres presenting Shakespeare in Britain today, and of the body of academic research that informs their work. This is a seminar for younger Japanese scholars interested in Shakespeare performance, and will be conducted in English.
- 【応募要項】(締め切り日にご注意下さい)
- 上記セミナーのうち一つのみ応募できます(応募は会員に限ります)。
- ご希望のセミナーテーマ・ご発言の主旨を、日本語200字以内(または英語100語〜150語)にまとめ(書式自由)、氏名、所属・肩書き、連絡先住所・電話番号・メールアドレスを明記の上、協会事務局あて郵送して下さい。
- 応募締切は2009年3月16日[月](事務局必着)です。
- 各セミナーとも、コーディネーターと協議の上、メンバーの数を限ることがあります(コーディネーターは会員外のゲストを1名入れることができます)。
- セミナーの採否については5月下旬までに本人あて通知します。
- セミナーメンバーに決定した方は、研究発表に重ねて応募することはできませんので、ご注意下さい。