協会概要

日本シェイクスピア協会について

日本シェイクスピア協会は、日本におけるシェイクスピア研究の促進を目的とする非営利の学術団体です。協会は、研究年刊(Shakespeare Studies)、会報(Shakespeare News)、記念論文集の出版や、シェイクスピア学会、シェイクスピア祭、講演会、研究会の主催を通して、国内外の研究者間の交流に努めています。

日本シェイクスピア協会の沿革

日本シェイクスピア協会は、1929年に東京帝国大学教授市川三喜を会長、シェイクスピア全訳で知られる坪内逍遥を名誉会長として発足した第一次日本シェイクスピア協会を前身としています。日英友好をその大きな目的の一つとしていた第一次協会は、1930年代の政治情勢の緊迫によって活動にさまざまな支障が生じ、第二次世界大戦中は実質的な活動停止となりました。

   現在の協会の活動は15年間の空白期間を経た1961年に始まりました。新協会は日本におけるシェイクスピア研究の促進を目的と定め、シェイクスピアとエリザベス朝演劇に関心をもつ全ての人々にその門戸を広げました。新協会は、1961年から1975年まで会長を務めた中島文雄の下に設立され、その後、小津次郎 (1975-88)、高橋康也 (1989-97)、玉泉八州男 (1997-99), 喜志哲雄 (1999-2001)、金子雄司 (2001-05)、楠明子(2005-2009)、安達まみ(2009- )が会長を務めています。

   1991年に、40カ国以上から700人を超える参加者を得て、第5回 World Shakespeare Congress を成功裡に主催したことは、協会の歴史の大きな里程標となりました。

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