記念出版


はしがき

小津 次郎
i

T シェイクスピアをどうとらえるか

意識構造とドラマの形態
──現象学的シェイクスピア序説──

笹山  隆
2

シェイクスピア劇とルネサンスの詩学

岩崎 宗治
23

「とてもおかしな雪」
──シェイクスピア喜劇の風土──

玉泉八州男
42

U シェイクスピア劇の周辺

エリザベス朝悲劇の〈知〉の構造
──その観客構造と社会構造──

岡本 靖正
74

エリザベス朝の観客
──覚え書──

柴田 稔彦
97

シェイクスピアとジョンソンの対話
──ローマ劇をめぐる考察──

上野 美子
113

V 問題劇の世界

へレナは課題をどうはたすか

村上 淑郎
136

ヴィンセンシオの〈不在〉
──『尺には尺を』について──

喜志 哲雄
154

『尺には尺を』の裁きの場から

野崎 睦美
172

W 『リア王』について

シェイクスピアの劇場的想像力
──『リア王』を中心に──

藤田  実
202

『リア王』と現代

盛田 寛一
220

ルネサンスにおける自己認識と『リア王』

青山 誠子
238

V 作中人物をめぐって

キャリバンの悲哀
──「われ、アルカディアにありき」──

野島 秀勝
266

シェイクスピアのボーイ・クレオパトラ

尾崎 寄春
289

シーザーとブルータス
──性格と演技をめぐつて──

蛯原  啓
319

索  引

巻末

 


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