記念出版

はしがき

小津 次郎
iii

『ヴェローナの二紳士』の諷刺

上坪 正徳
3

シェイクスピア喜劇と痴愚神の伝統

青木 和夫
19

『ヴェニスの商人』試論
──ロレンゾーの場合

斎藤  衞
41

喜劇のことばとことばの喜劇
──『から騒ぎ』試論

藤田  実
67

なにがアーデンの森で起こったか

上野 美子
87

ヴァイオラ再考
──台詞の重層性と観客

小沢  博
115

『ウインザーの陽気な女房』
──シェイクスピアの市民喜劇

尾崎 寄春
133

葛藤の無効化
──シェイクスピアの後期様式をめぐって

正木 恒夫
153

『冬の夜話』における自然と人工

内藤 健二
169

「その名がグレイスであれば……」
──『冬物語』再考

蒲池 美鶴
185

『あらし』における〈劇場〉の創設と解体

大橋 洋一
203

シェイクスピアの地中海
あるいは古典喜劇の受容について

玉泉八州男
221

最近のシェイクスピア喜劇論

一 初中期の喜劇

柴田 稔彦
255

二 問題劇とロマンス劇

大場 建治
264

参考文献
276

 


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