記念出版


はしがき

高橋 康也
i

シェイクスピアの出発
──トールボットの死を巡って

玉泉八州男
1

時代と歴史
──『ヘンリー六世・第一部』のジャンヌ・ダルクを巡って

森 祐希子
23

『リチャード二世』とエセックス伯の反乱

太田 一昭
41

逆らうことば
──『リチヤード二世』のレトリックと意味

村井 和彦
57

『リチャード二世』
──歪んだ史劇

入江 和生
75

鏡の王と王の鑑

伊形  洋
93

『ヘンリー五世』
──王権の構造

金城 盛紀
113

『ヘンリー八世』の王座

河合祥一郎
130

"Truth Loves Open Dealing"
──『ヘンリー八世』におけるもう一つの「真実」

楠  明子
146

ティリヤード再読
──批評の地滑りの中で

斎藤  衞
167

視線と権力
──『ジュリアス・シーザー』のまなざし

本橋 哲也
193

性の政治学/解釈の政治学
──『アントニーとクレオパトラ』を読む

浜名 恵美
215

シェイクスピア史劇論

一 二つの歴史主義の間で
──英国史劇論の歴史

岡本 靖正
234

二 シェイクスピアのローマ史劇とローマの意味

藤田  実
248

参考文献
巻末



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