シェイクスピア学会
第49回シェイクスピア学会
日時:2010年 10月 16日(土) / 17日(日)
会場:福岡女学院大学 (〒811‒1313 福岡県福岡市南区日佐3‒42‒1)
主催:日本シェイクスピア協会
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学会案内
- 「受付」は1階の百周年記念館入口で開会の30分前から始めます。百周年記念館入口には「賛助会員コーナー」も設けます。
- 今回、事務局では宿泊予約等の手配をいたしませんが、混雑が予想されますので、早めに予約されることをお勧めします。
- 16日㈯の懇親会にご出席になる方、17日㈰のお弁当を注文なさる方は、同封の申し込み用紙でお申し込みください。大学付近に食堂などが少ないため、17日の昼食については、事前にお弁当のお申し込みをされるか、ご持参いただくことを、お勧めします。
- パネル・ディスカッションは一般公開です。研究発表・セミナーへの参加は会員に限られますが、会員の紹介があれば、一般の方も出席できます。
- 研究発表およびセミナーに参加される方へ
ハンドアウト等の資料は、あらかじめ充分な枚数をご用意ください。不足分が出ても会場校で複写することはできません。また、資料を前もって会場校へ送ることは、ご遠慮ください。 - プログラム資料は、当該年度の会費納入者のみに送付させていただいております。
日本シェイクスピア協会
〒162‒0825 東京都新宿区神楽坂1‒2 研究社英語センタービル B1‒23
Phone / Fax 03‒3260‒8109 振替口座 00140-8-33142
ホームページ: http://www.s-sj.org
プログラム
10月16日(土)13:00
開会式
- 開会の辞日本シェイクスピア協会会長安達 まみ
- 挨拶福岡女学院大学 人文学部長吉田 修作
- 臨時総会
10月16日(土)14:00‒17:00 研究発表
第1室
- The Lady of May ― 二人の求婚者の再考
- 大学演劇と学寮社会 ― Pedantius上演(1581)を中心に
- モグラ塚の上に:ヨーク公リチャードの最期とヘンリー六世の瞑想を考える
- ウェールズの魔女たちとフォールスタフ
第2室
- 『ロミオとジュリエット』におけるロレンス修道士と薬屋の関係をめぐって
―二人の役割の同質性とその宗教的背景― - 出版物上のタールトン:脱神話化から再史実化へ
- ロンドン書籍商組合記録の「登録」とは何か
- Historical-bibliographical-lexical-hermeneutical-editorial ―‘Indian/Iudean' crux と本文編纂のゆくえ―
第3室
- ロザリンドの“curtal-axe” ― curved bladed swords にみるタンバレインの系譜―
- MacbethにおけるBanquet 再考
- The‘Errors’ of Errors: doubling, confusion and theatricality
- 文化商品としてのShakespeare
第4室
- 出版とセレブリティーの文化 ― Greene's Groatsworth of Wit とKindHeart's Dream ―
- Thomas Nashe, Summer's Last Will and Testamentにおける反知性主義
- エリザベス朝末期の舞台における悲嘆の所作について
- シェイクスピア演劇における役者の肉体とその生命感
懇親会
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10月17日(日)10:00‒12:30 パネル・ディスカッション [2号館211教室]
シェイクスピアにおける歴史的名優達:声、スピード、そして情念
講師: - 大矢 玲子(慶應義塾大学准教授)
- 圓月 勝博(同志社大学教授)
- 南 隆太(白百合女子大学教授)
コメンテイター: 喜志哲雄(京都大学名誉教授)
王政復古期から18世紀末にかけて英国での演技傾向は、朗誦式の演技スタイルから視覚により訴える形のスタイルへという変遷を経ている。これに対する説明としては、ブルジョワ演劇の興隆にともなう趣味の変化、興行形態と観客層の変化にともなう劇場の規模の変化、「理性」から「感受性」への変化(古典主義からロマン主義へ)、そして劇場内でのステージイフェクト(装置、照明など)の変化などが挙げられるだろう。
このパネルではこの時代の英国の演技スタイルを、以上の観点のほか、身体イメージ、ジェンダー論、戯曲テクスト、そして図像などのトピックを交えながら探るのが目的である。圓月勝博、大矢玲子、南隆太、そしてゲスト・コメンテーターに喜志哲雄を迎え、モデレーター兼パネリストを野田学がつとめる。
扱う時代が些か長いため、パネリストの発表(各20分)は構築的であるよりもむしろ干渉的にならざるを得ない。南は「王政復古からシバーまで」を担当し、1660年から18世紀前半にかけてシェイクスピアの悲劇を演じた俳優たちの演技を通して、どのように王政復古期的な演技が成立していったのかを、ピープスの日記をはじめシバーの自伝、Booth やWilks らの評伝や演劇評、さらに18世紀に書かれた演劇史などを参照しながら議論する。野田はギャリックのもたらした変化、そしてギャリック以降を主に情念の表象におけるスピードの観点から考察する。大矢は18世紀中葉に復活上演されて人気を集めたシェイクスピア喜劇における女優の役割を、とくにロザリンドの演技に焦点を当てて論じる。圓月は王政復古期最大の俳優と称されるベタートンを中心に「俳優のイメージ」を語り、他のパネリストの俳優演技論に干渉を試みるだろう。その後、休憩を挟み、喜志のコメントを軸に、フロアと議論をする時間を設ける予定である。
10月17日(日)12:30‒13:30 昼休み
百周年記念館入口にてお弁当をお受け取りください。一般会員控え室は、2号館234・235教室(3階)です。
10月17日(日)13:30‒16:30 セミナー
《セミナー1》 シェイクスピアとイスラム世界
コーディネーター: 勝山 貴之(同志社大学教授) メンバー: - 五十嵐 博久(東洋大学准教授)
- 石橋 敬太郎(岩手県立大学教授)
- 末廣 幹 (専修大学教授)
- 杉本 聡 (大阪市立大学大学院博士後期課程)
《セミナー2》 アダプテーションを読む
コーディネーター: 米谷郁子(埼玉工業大学准教授) メンバー: - 伊藤 優子(学習院大学大学院博士後期課程)
- 近藤 弘幸(東京学芸大学准教授)
- 高森 暁子(筑紫女学園大学准教授)
- 森祐 希子(東京農工大学教授)
- 吉田 季実子(東京大学大学院博士後期課程)
- 吉原 ゆかり(筑波大学准教授)
コメンテイター: 横田 保恵(共立女子大学非常勤講師)
《セミナー3》 Shakespeare and Next-Generation Open Web Technology
Coordinators: Katherine Rowe(Professor, Bryn Mawr College)&
Bruce Ray Smith(Professor, University of Southern California)Members: - Daniel Gallimore(Associate Professor, Japan Women's University)
- Kaori Kobayashi(Professor, Nagoya City University)
- Michiko Suematsu(Professor, Gunma University)
会場案内
10月16日(土)
開会式 | 2号館211教室 |
臨時総会 | 同 上 |
研究発表 | |
第1室 | 2号館222教室 |
第2室 | 2号館223教室 |
第3室 | 3号館312教室 |
第4室 | 3号館313教室 |
10月17日(日)
パネル・ディスカッション | 2号館211教室 |
セミナー | |
セミナー1 | 2号館222教室 |
セミナー2 | 2号館223教室 |
セミナー3 | 3号館312教室 |
ワークショップ | 3号館313教室 |
期間中
懇親会 | 大学食堂(ハウイ記念館内) |
受付 | 百周年記念館入口 |
お弁当受け渡し | 百周年記念館入口 |
会員控え室・休憩所 | 2号館234及び235教室 |
書店展示場 | 百周年記念館ロビー |